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萌えのわからないBL初心者のまるあが主に借りて、時に立ち読み、時に身銭を切ってさまよい歩く期間限定ブログ。
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観に行った舞台がBL臭漂う芝居だった(笑)
たまに舞台を観るんです。
歌舞伎も許容範囲です。
贔屓の役者が出ていたら観に行きたくなるのが人情ってもんですよね。
ってわけで観てまいりました『上州土産百両首』

あらすじもよく知らない状態で観てきたんですが
これが…

ワンコな弟分に慕われる世話好きなツンデレ兄貴分の悲劇

だったわけですよ…っ!!
慕い慕われ、のどう見ても両想いな任侠もの。
なんでBLに任侠ものが多いのか実感しました(爆)

この話はもともと歌舞伎で
現在は大衆演劇あたりで上演されることが多いようです。
久しぶりに歌舞伎として演じられたってわけです。

私は初めて観たので普段はどういう演出なのかまったくわからないんですが
とにかく距離が近いふたり。
スキンシップも過剰で抱きついたりもするんだもの(動揺)

慎み深い歌舞伎に慣れていると衝撃もひとしお。
意外にあけすけな時もありますがお上品が基本。

以下、ネタバレを含む感想です。
が、若干、邪な目で見ておりますので
そういうのを不快に感じる方は回避してください
…こんなブログ名のとこで
真っ当な感想を期待している人も少ないと思いますが、一応。

長くなったので隠します。

上州土産百両首

時代は江戸。
ちょんまげが凛々しい時代です。
そこでいきなりふたりの絆を見せつけられるのだ。

うすのろでぼんやりな牙次郎が巻き込まれた騒動で
しょっ引かれた正太郎
番所に引き立てられ縛られ、牙次郎の行き先を吐け、と脅されても
友を売ることはできぬ! とばかりに口を割ろうとしない正太郎。
おお、侠気溢れるナイスガイ
これが世話好きなツンデレ兄貴分。

役人が去り、ひとりになったところへ現れる牙次郎。
これがまたとんでもないバカな子で…大喜びなワタシ。
でかい図体でのほほんとして
「ありゃあ」が言えずに「あぢゃ~」と言うのが口癖なので
アヂャ牙次と呼ばれるおバカキャラでした。
演じるのがドラマ『のだ○』でいぶし銀のオーボエ奏者を演じた人!
意外すぎるキャスティング!
こんな役もできるんですか、福○くん!!

正太郎と牙次郎は同じ町内でつるんでいる仲間だったのだ。
面倒見のいい正太郎がアニキのように手のかかる牙次郎の世話を焼き
牙次郎は一心に正太郎を慕うのがよくわかる。
大好きな正太アニキを助けようと危険も顧みず助けに現れたのだ!

牙次郎の特技・縄解きで手に手をとってふたりは脱出。
大きな月を背にして共に逃げつつ
正太郎が手拭いを牙次郎に巻いてあげるシルエットが…

正太郎は牙次郎にどんだけ甘いんだ!(爆)

ちなみにふたりの身長差は
牙次郎のほうが20センチくらい高いです。

この逃避行が10年前。
そして10年後の現在、とある茶屋でばったり再会する二人。
なんで一緒に逃げたのに別れ別れに暮らしているんだ~(悩)

相変わらずの暢気モノの牙次郎になかなか羽振りのいい正太郎。
茶屋の床几に並んで腰かけ、積もる話を…ん? キミら、距離近すぎないか??
ふたりで並んで腰かけているんですが異様に近い。
私の席だと角度が悪くてそう見えるだけ??

再会を祝いながら近況を語り合うふたりですが
ふたりとも大ぴらにはできない職業についていたのだ。
それを隠して語り合うふたり。

ま、ヤクザな仕事なんですよね。
正太郎はスリを得意として
牙次郎はスリすらまともにできない使い走りでしたが
無我夢中で抱きついた際に正太郎の財布をスり初めて仕事を成功させる牙次郎。

ううむ。正太郎は牙次郎に対して警戒心ゼロなんですね(笑)

それを世話になっている与一の元に戻って
同輩の三次らと再会した牙次郎について話しているときに
初めて気づく正太郎。
油断大敵。
まさか牙次郎が自分にそんなことするなんて信じられずにいるところに
牙次郎登場。

アニキとの繋がりを絶ちたくなかった一心で財布をスり
居場所をつきとめた牙次郎だったのだ。

まさか、あの正太アニキがこの世界に?! そんなの嫌だ!
お互い足抜けしてカタギになろう


と説得開始。
弟分の牙次郎にそんなこと言われた正太郎は面目ないやら恥ずかしいやら。

それを聞いていた与一の兄貴
お前はまだそんなに悪どいことはしてないから辞めるなら今のうち」と
理解を示してくれます! イイ人っ!!
さっきまで「この仕事ものひとつ」と力説して
その“ゲイ”の響きに
「それは何の前フリか?!」と私を動揺させてくれたのに見事な変わり身。

与一と別れの盃を交わした正太郎、次は三次と…と思ったら
三次はガンとして受け付けません。
正太郎の足抜けをおもしろく思っていないようです。
どうも密かに正太郎を想っていた(ようにも見える)三次
ここまで来てほかのヤツにとられるのは我慢ならぬ!
って気持ちでしょうか。

三次にわかってもらえなかったのが心残りですが
ふたりは聖天宮で
与一に貰った餞別と正太郎の所持金、牙次郎の所持金(2文!)を
仲良く山分けして
10年後のこの日、この場所、この時間に再会しよう」と約束。
立派になったお互いの姿を見に来ようということですね。

この場面でもやたら密着。
階段の上に座った正太郎を見上げていた牙次郎が
がばりと抱きつくし!

…しかしどーしてここで別れてしまうのかな?!

時は流れて約束の日が近づいたある日
正太郎は江戸から離れた上州のとあるお店で板前をしています。
牙次郎の言葉で思い出したかつての夢を叶えたってわけです。
そこへそうとは知らずに立ち寄ったかつての仲間・与一と三次。
久々に食べた江戸の味に感動した与一が料理をべた褒め。

心付けを受け取った正太郎がお礼を言うために座敷に向かい
期せずして再会を果たす3人。
ですが
別れの盃を交わし、板前として成功している正太郎に迷惑をかけまいと
他人のふりをする与一。
ホントーにいい人です!
でも裏切ったらどうしようとヒヤヒヤしてしまったワタシ(苦笑)

裏切ったのは三次でした!

どうも成功しているとはイメージできない牙次郎のために ←酷い言い草(爆)
溜めたこれまでの稼ぎの200両を狙って正太郎を強請ります。

板前として成功し
お店の主人の娘おそでとの縁談もまとまった正太郎
過去をバラされたくなければその金寄こせ」ってことですよ。

ですけど、三次がカチンときたのは
板前として成功していることではなく
牙次郎のために働いた金を溜めていたってことだと思うんです。
また牙次郎かよ!」と怒り心頭になったのではないかと。

だからこそ
一度で済むと思うなよ
オレは別れの盃交わしてないから他人じゃないし」と言ってしまうのでしょう。
どんな理由でも正太郎と会いたい、縁を切りたくない
という切ない想い。

そう思うと悲しい。
しかし、その想いは届くことなく
背中に隠し持っていた包丁で正太郎にグサリと刺されてしまう三次

三次を殺し、お尋ね者とのなってしまった正太郎。
約束の日が迫っています。なんとしても牙次郎に逢わねば!
その一心で関所も番所も突破しまくり!
なんども捕まりますが、なぜか逃げ出す縄抜けの名人・正太郎。
牙次郎に習ったんだろうか??

江戸でも極悪人・正太郎の似顔絵が出回ってお役人が待ち構えています。
なにしろ賞金首になっていますから。
捕まえたら百両ですよ!

…ああ! これがタイトル『上州土産百両首』か~。

さて、どうにも成功しているイメージができなかった牙次郎は
なんと江戸の役人・勘次の元で働いていました!

うっそ! ちゃんと真っ当な仕事に就いているじゃん!!

でもまだ手柄はたてていないので
今回の百両首を捕まえて初手柄にしたい! と意気込んでいます。

うう、それはアンタの大事な兄貴分なのに…

この時点で私は
正太郎を庇って牙次郎は二人で逃げる決意をするんだと思ったんです。

大ハズレでした!

約束通り聖天宮に現れた正太郎と牙次郎
幸せな再会になるはずだったのに…
しかし、ぼんやりな牙次郎は人相描きをよく見ていなかったのと
正太郎が顔を隠していたためしばらくはバレません。
ようやく目印の“額に傷”が…

え、アニキが賞金首?!

鈍くさい牙次郎が状況把握するよりも早く
鋭すぎる上司・勘次が勘を働かせて手下をひきつれて到着
わーん。有能すぎるよ!!

ここからは縄を使った立ち回りです!!
見せ場です!!
縄抜けがふんだんに取り入れられていておもしろかった!!

抵抗むなしくついに捕まる正太郎。
お前に縛られたかったのに」と無念の叫び。
逃げたくて抵抗していたのではなかったのです。
牙次郎の手柄になるために、牙次郎の手で捕まえてほしかった正太郎
でも牙次郎は正太アニキを捕まえるわけにはいかん、と
躊躇っている
うちに方がついてしまったのでした。

イイ場面なのに
お前に縛られたかったのに」のセリフ(ホントに言った)に
ゲホッと内心むせるワタシ。
「縛られたかった」て…
いや、お縄にするの言葉通り、捕まったら縄で縛られる当時
それでいいんですけど。しかし~(悩)

しかしデキル上司・勘次の計らいで牙次郎の手柄にしてもらえました!
わー、よかったね!!

逃げないことをわかってもらえた正太郎
牙次郎に縄をあっと言う間に解いてもらい、そのまま花道へ。

10年前と同じイイ月夜だなぁ

と花道上でしみじみするふたり。
逃亡疲れで足元がおぼつかないアニキを支えるため
後ろから肩に左手をまわし、右手はアニキの手を取って
密着エスコートする牙次郎。

くっつきすぎですから!

なにそれ?! 狙ってんの?
もともとこういう演出? 今回だけ??

私を盛大にパニックに陥れたままふたりは花道から退場。
問題作はこうして幕を閉じたのでした。

まさかこんな感想を抱くことになるとは!
ついに私もBL変換脳を手に入れたのか?!
私にしては頑張った感想だと思うのですがいかがでしょう?
ちなみに牙次郎がせめ、だと思います(笑)

つか、泣ける話って聞いたのに、それどころじゃなかったよ!
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